緊急事態から助けてくれるアフターピル

望まない妊娠を避けるために普段から避妊に気を付けている人でも、ちょっとしたはずみで避妊に失敗してしまうことはあります。妊娠しているかもしれないという不安を抱えながら、次の月経まで待つのは精神的にもしんどいですね。

パートナーとの関係に亀裂が入ってしまうこともあるかもしれません。そこで皆さんに知っておいてほしいのがアフターピルの存在です。アフターピルと言うのは緊急避妊薬のことです。避妊に失敗したあと24時間以内に服用することで、95%の確率で妊娠を避けることができるのです。
また、確率は下がりますが72時間以内であれば70%以上の効果はあります。いざという時のためにも、アフターピルについて知っておきましょう。

アフターピルを使うのはどんなとき?

アフターピルの安全性は保証されています。心配だと思ったらアフターピルを使うことをおすすめします。望まない妊娠を避けることは女性のリプロダクティブライツ、つまり自分で妊娠の時期を選べる大事な権利なのです。たとえば以下のような場合には妊娠の可能性があるので、安心のためにもアフターピルによる緊急避妊が望ましいでしょう。

・コンドームが破れたり外れたりした場合
・避妊をしたかどうか記憶がない場合
・無理やりされた場合
・膣外射精がうまく行ったかどうかわからない場合

膣外射精は避妊失敗?

避妊失敗して落ち込む女性
避妊の方法はいろいろありますが、一番手軽なコンドームを使う人が圧倒的に多いでしょう。ただ、経口避妊薬ピルを服用したり、IUDと呼ばれる避妊器具を子宮に入れるといった避妊方法に比べると、失敗する可能性があることが難点です。また膣外射精を避妊方法だと思っている男性は多いですが、これは非常にリスクの高い方法だと知っておかねばなりません。

膣外射精の場合、大丈夫だと思っていても妊娠することはあります。精液のついた指で膣を触ったりするだけでも可能性はあります。シャワーを浴びるときに膣内を洗ったことで精液が入ってしまう可能性もあります。また女性には大丈夫かどうかがわかりにくく、不要な心配を起こしかねません。

膣外射精は避妊方法ではないという認識が広まるといいのですが、もし膣外射精をしてしまったときには安心のためにもアフターピルの服用を考える必要があります。

⇒関連ページ:男性主体の避妊と女性主体の避妊

アフターピルで緊急避妊ができるしくみ

アフターピルで緊急に避妊が予防できるというのはどういうことなのでしょうか。性交後できるだけ早く服用する必要がアフターピルにはあります。24時間以内なら95%の確率で妊娠の成立を防ぐことができます。確率は時間の経過によって下がりますが、72時間以内なら効果が望めます。
また最近の研究では120時間、つまり5日以内であれば効果がありとの報告もあります。しかしその場合、50%程度の避妊率まで確率は低下してしまうということも理解しておきましょう。

アフターピルには、排卵と同時に女性の体が自然に分泌する黄体ホルモンと同じ作用をするホルモンProgentinが含まれており、つまりからだを排卵後の状態にまでホルモンレベルを上げ、さらにそのホルモンレベルが下がることで月経を引き起こすという作用があります。

排卵前の性行為のあとで服用する場合、排卵を抑制し妊娠を防ぎます。排卵が起ってしまい受精してしまった場合でも、そのあとホルモンレベルが下がるので月経が起り、受精卵の着床を未然に防ぐことになります。そのため、排卵前の服用だと月経が早くくることが多いようです。

排卵後の場合、月経は予定日周辺で来ることが多いです。これは排卵後は自然のホルモンレベルが緊急避妊薬に勝っているため、周期に与える影響が少ないためです。妊娠は排卵後24時間たつと成立しなくなるため、この場合は緊急避妊薬なしでも妊娠はしなかった、ということになります。
ただ排卵の時期は女性自身でもはっきりとはわからないため、緊急避妊薬は必要になるのですね。服用後、3週間たっても月経が来ない場合は妊娠の可能性があるので検査が必要です。

副作用があること、金額の違いを理解しておく

金額の違いを知る
アフターピルには黄体ホルモンが成分のもののほかにウリプリスタル酢酸(Uliprostal Acetate)が成分のものもあり、こちらの方が効果は高いと言われています。アフターピルには副作用の心配はとくになく、吐き気や倦怠感などを感じる人もいますが、多くは24時間以内に落ち着きます。

もし服用後3時間以内に吐いてしまった場合、効果はなくなってしまうので、もう一度服用する必要があります。またアフターピルを服用した場合、そのあとにした性交で避妊に失敗した場合には妊娠を防ぐ効果は保証されませんので、服用後は月経が来るまで性行為を避けるか厳重に避妊をする必要があります。

アフターピルの処方には保険証も不要です。値段は高額になってしまいますが、安心のためには必要なものです。性交後にどれだけ早い段階で服用するかがカギになります。ただ、処方してもらえるのは必要となったその時です。事前に病院で買うことはできません。

しかし、通販であれば到着まで少し時間はかかりますが、事前に買っておくことができます。さらに金額も2割~3割程度と格安で買えます。なかでも女性に人気のアフターピルはアイピルです。
事前に持っておきたい場合は通販、手持ちが無く今必要となった時には病院など状況に応じて購入先を使い分けることをお勧めします。